なんと二日酔いで面接に行った結果は? 酒で失敗した就活エピソード
ご飯を食べては吐いてを繰り返していた
慌てて帰宅し何とか集合時間に間に合うも、二日酔いでコンディションは最悪。しかも、なんと人事担当者の上司と2人きりの会食でした。
「二日酔いで死にそうになって、食欲なんて全くないのに、ご飯をこれでもかというほど出されて食べては吐いてを繰り返してました。あれはツラかったですね。
サークルで培ったマーライオンスキル(誰にも気づかれずにこっそり吐きに行くスキル)」が役立ちました」
幸いにも二日酔いだとは気づかれなかったそうですが、内定先の先輩社員というだけでも気を遣うのに、二日酔いだと気づかれないようにふるまった松田さんの心労は測りしれません。
面接官が何を言っているのかわからなかった
また別の面接で、やはり二日酔いで面接に臨んだ松田さんは、こんどは二日酔いを隠しきることができず、それどころか「座っているだけで精いっぱいだった」そうです。
「その日は訳が分からなくなるくらい飲んだあと、オールで面接に臨んで、もう面接官が何を言ってるのかがわからないくらい気持ち悪かったです。覚えてないんですけど、たぶん受け答えもめちゃくちゃで、人事担当の一人に『あなたは頭が悪いですね』って言われました」
面接官をして「頭が悪い」と言わしめるほどの酔っ払い。そんな状態で面接に臨むことを想像するだけでも背筋が凍ります。結局、やはりと言うべきか、その面接は落ちてしまったそうです。
就活中の深酒に要注意
そうはいっても、第一志望である企業に内定をもらうことができ、結果として就活は成功した松田さん。しかし、二日酔いで台無しにしてしまった面接のことはとても後悔しているそうです。
「結果オーライですが、もしまだ内定をもらえていなかったらと思うと、きっと二日酔いで臨んだ面接のことは後悔しても仕切れませんよね。考えるだけでぞっとします」
お酒は量によってはストレス解消の良い薬にもなりますが、行きすぎるととんでもない災厄を招いてしまうようです。就活生の方々、ぜひちょうどよいお酒を楽しんでくださいね。
<取材・文/藤井しおり イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>