“時間貧乏”の時代はそう簡単に終わらない

　いまの共働きトレンドが変わらない限り、住まいに静謐（せいひつ）・余裕・コダワリを追っていた時代には戻らないでしょう。

　リモートワークや自動運転が、生活様式を一変するという方もいらっしゃいますが、私は懐疑的です。リモートワークでできる仕事の多くは将来、AIで代替されるでしょうし、そもそも共働きである限り、仕事に時間を奪われるという事実は変わらず、“時間貧乏”は改善されないからです。

　そうなると、やはり駅前の利便性やマンション内での完結を求めるニーズは加速していくのではないでしょうか。

＜TEXT／のらえもん＞

参考：「男女共同参画白書 平成30年版」（内閣府男女共同参画局）