若い共働きカップルの家選び。人気マンションの3大条件とは?
条件1)駅から近いこと
モータリゼーションによって、駅から離れたエリアに大規模商業施設ができて駅前が寂れるのは地方や郊外の話。首都圏都心エリアや近郊エリアでは、ますます駅前の利便性は高まっています。
駅前には、買い物・行政サービス・外食・学習塾などが集まっており、この優位性はみんなが時間貧乏になるにつれますます重要になってきています。
少し前までは駅前といえば若者がたむろし、治安の心配がありましたが、最近は治安の良化に伴い、駅前であることのディスアドバンテージは減っています。
条件2)大規模マンションであること
マンションは集合住宅です。戸数の多さはそのまま規模の経済が働きやすく、みんなで使う部分、例えば玄関ロビーなどは戸数が多いほど立派になります。
近年自宅や職場とは別の、アクセスがしやすい場所にある心地のよい第3の居場所のことを「サード・プレイス」と言うようですが、数百戸規模ともなると住民専用カフェ、スタディールーム、キッズスペース、ジム、図書室などをマンションの中に抱え込むことができます。まさにサード・プレイスをマンション内で実現しているのです。
条件3)高層であること
20階・60m以上ある高さのマンションを「タワーマンション」と呼びますが、物件そのものがシンボリック性を持ちます。タクシーなどに乗って物件名を言うだけで通じるマンションもあるほどです。
高いこと、そのものが良いというわけではないのですが、高い建物であることによるシンボル性は、集合住宅としてのステータスを高めます。
また、高層マンションはほぼ大規模マンションとなります。上層階にキッチンや広いリビングを備えたパーティースペース、宿泊できるゲストルーム、バーなどがあるとさらに特別感が高まります。