世界中にファンが拡大する「ショーケース転売」売れ筋のキャラは?
働き方改革で副業シーンが活性化し、参入者が増えた“副業”。競争が激化した結果、稼げなくなってしまった業種も少なくない。
そんななかでも利益を上げ続けている人はどこが違うのか。その道の猛者たちにトレンドの変化と最新ノウハウを教えてもらった!
国別の売れ筋商品に注目! 数を売って儲けを確保
透明なボックス型の棚を借り、フィギュアなどのコレクターグッズを売るショーケース転売。
秋葉原発の転売術として数年前から定番だが、「最近は地方にもショップが誕生し、全国的な広がりを見せています」とは、ショーケース転売ヤーの佐久間綾人さん(仮名)だ。
以前は爆買い中国人が主だったが、現在は中国や台湾、東南アジア、欧米と客層は世界中に拡大。
「ただ、最近はネット上に買い取り相場が公開されてしまい、ヤフオクやメルカリでの安値仕入れが困難に。
そのため、オタクグッズ専門売買サイト『オタマート』で処分品を探したり、一般のフリマ会場に足を運ぶなど仕入れが多少面倒になりました。それでも3~5割の利益率は見込めます」
日本っぽい和装キャラなら売れる
売れ筋は、東南アジアなら「ドラえもん」、欧米人には「進撃の巨人」が人気など、地域差がある。中国で人気の高い「ワンピース」は一時ほどの勢いはないという。
「正直、日本っぽい和装キャラなら何でも売れますが、借りたショーケースの場所が悪いと外国人には売れにくい。
その場合は、定期的に日本橋のポケモンセンターで発売される限定カードを大量に仕入れ、日本人相手にレアカードを転売すれば利益は出せます」(佐久間さん)
いかに売れるレアカードを見極めるかが儲けのコツだ。
― [ド定番副業]の新戦略 ―