「キャバ嬢は部屋を借りにくい問題」を歌舞伎町の不動産屋に聞く
水商売を辞めてもずっと住んでもらえるように
――単純に物件を紹介するだけでなくて、無理なく生活できるように考えてあげるということですね。
青木:家賃だけじゃなくて、生活費全体の感覚で見てほしいんですよね。毎日をどうやって暮らすか。家賃だけで見て問題なくても、タクシーばかり使って苦しくなってしまえば、結局、家賃が払えなくなることもあります。そうなればせっかく気に入った物件でも長く住めない要因になる。
一度住んでくれたら、できるだけ長く住んでもらいたいと思っているので、そこは意識しています。水商売をしていても辞めても、ずっと住んでもらえるように。無理なく生活できる部屋に住みましょう、ということですね。
<取材・文/鼠入昌史 撮影/渡辺秀之>