日本の有給取得率、3年連続で世界最下位に。休めない理由は?
「有給休暇の取得に罪悪感」日本がトップ
「有給休暇の取得に罪悪感がある」と答えた人の割合をみてみると、今度は日本がトップという結果に……。
2位以降は韓国55%、シンガポール42%と続きます。他国の結果を見ても、有給休暇を取得していない国ほど、罪悪感を感じてしまう傾向にあるようです。
こういった考え方こそが有給休暇取得率の低下に繋がっているのではないでしょうか。
「自分はより多くの有給休暇をもらう権利がある」と答えた割合を見てみると、1位香港(86%)、2位インド(82%)、3位韓国(78%)と続きました。
一方で日本はというと54%と最下位。有給休暇を取得していないにも関わらず、取得に罪悪感を感じ、権利があるとも思っていない傾向にあるようです。
休み不足を感じる日本人は意外にも…
休み不足と感じているか、という質問に「感じている」と回答した割合は1位インド(75%)、2位韓国(72%)、3位香港(69%)と続きました。
日本は53%と、約半数が休み不足を感じていることが分かりました。
他国を見ると有給取得日数が少ないアジア諸国ほど休みを欲している傾向にあります。しかし、日本は有給取得がもっとも少ないにも関わらず、休み不足を実感している人はあまり多くないようです。
日本のビジネスパーソンは世界から見て特殊な考え方を持っているといえそうです。
その一方、フランスは取得率100%であるにも関わらず、64%が休み不足を実感しているという結果に。各国によって、働き方や休暇に対する考え方の違いが明らかになりました。