「会社に近くて狭い部屋」と「会社から遠くて広い部屋」独身ならどっちが幸せ?
みなさんは東京都心の職場に通っていますか? 首都圏に実家があるならともかく「どこに家を借りるか」は上京組の独身若手社員にとって悩ましい問題。
それは「多少広さや築年数を我慢して、会社から近くて通勤が楽な場所に借りる」、
あるいは「広さや新しさを求めて会社から離れた駅に借りるか」
の2択ではないでしょうか。みなさんはどちらを選びますか?(あるいは、選びましたか)
「会社に近くて狭い部屋」のメリットとは?
私の職場も都心にありますが、若手社員にいろいろ聞くと、多少会社から遠くても広さや新しさを求める人の割合が若干多いように感じます。
電車に乗る時間は30分程度、「管理費共益費込みで7万~8万円のワンルーム~1LDK、築10年以内」といったところです。これでも住宅費が手取りの3分の1を超えて苦しいなんて人も多いようですが……。
実は私はこの2択をどちらも経験したことがあります。
新入社員の頃。会社から電車で30分離れた郊外の新築オートロックのマンションに住みました。26平米で家賃は当時としても高めの8万円でした。
それから2年が経って契約更新のときに、思い切って目黒区のワンルーム木造アパートに引っ越しました。20平米で家賃は同じく8万円でした。
経験だけで言えば、後者のほうが満足度は高かったです。
これは入社3年目になり、給与も若干上がり、いろいろ物事が見え始めた時に都心にほど近い場所に住んだ時の刺激によるところがあります。
タクシーで1000円台だったので、深夜まで都内にいれることの面白さなどが、アパートかつ3点ユニットバスといった住環境の悪化を上回ったからです。職責も増えたので帰りが遅くなったというのもあります。
遅くなった会社帰りに酒を飲みに行き、週末は美術館、博物館といった場所や街巡りなどをしていました。現在は湾岸のタワーマンションに住んでいますが、ふとした瞬間に都会の安アパートに住んでいた頃に戻りたいと思うことがありますね。
さて、いま物件のポータルサイトで検索すると、あの当時とはかなり家賃相場が変わっていることがわかりました。