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「ついでに」を英語で言える?ビジネスにも役立つ一言

コラム

 簡単な単語の組み合わせから生まれる便利な表現のひとつにMight as wellがあります。

楽しむ英会話

「せっかくの機会だから」とか「ついでに」といった意味です。この表現が使えるいくつかのシチュエーションから、用法を学んでみましょう。

この表現、ちゃんと使えていますか?

【第21回】ついでに

 例えば休暇を使ってロサンゼルスに行くとします。

 ロサンゼルスとサンフランシスコは決して隣町ではないですが、両方ともカリフォルニア州の街ですし、日本からの移動距離を考えると「せっかくロサンゼルスに行くなら、サンフランシスコにも行きたい」という気持ちになるでしょう。

 友達に、I am going to Los Angeles next month, and I am thinking about going to San Francisco, as well.「来月ロサンゼルスに行くんだけど、サンフランシスコにも行こうかと思っているんだよね」です。

 そう言うと、You might as well.とか、You might as well head over there.と言われるでしょう。「せっかく近くまで行くんだから、足を延ばしてみたら?」の意味です。

 自宅のリフォームも同じ。洗面台や浴室などを改装するとします。せっかく業者に来てもらっているのだから、気になっているトイレの配管も見てもらおうという時に、I might as well have them repair the toilet.と言います。

 業者に来てもらって、お金も払うわけですし、工事で不便もするわけですから、一度にまとめてしまおう、というイメージですね。

ビジネスシーンでも上手に活用できる

屋外のテラスでミーティングをする若い男女

※画像はイメージです

 ビジネスのシーンでも使えます。何か悪い知らせをクライアントに伝えるとします。「実は、先日いただいた注文の配送が3日遅れそうです」と伝えなければならない。

 ちなみに、関係はないのですが、「来年度から製品の単価が15%値上げする。値上げの知らせは今、伝える必要はない。しかし悪い知らせを2回伝えるより、1度にまとめたほうが良いかも」という判断を下すことがあるかもしれません。

 そんな時に、I might as well tell them about the price increase today.「値上げの話を今日してしまったほうが良いかも」と言います。

 こう考えると、必ずしも不都合なことではないですが、せっかくの機会がだから、追加で何か関係のあることも済ましてしまおう、というのがMight as wellです。「コンビニに来たついでに、夕食のおでんも買ってしまおうか」I might as well get ODEN for dinner.などはよくありそうですね。

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