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バックパッカー就活生を人事はどう評価する?意外な本音は…

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旅行業界、ベンチャー企業は大歓迎!?

 しかし、その一方でワーホリやバックパッカー経験者を高く評価する企業もある。なかでも旅行会社がそのひとつだ。

 採用担当だったこともある大手旅行会社の男性(46歳)は「旅行経験が豊富なら窓口や法人営業でも自らの経験を交えてセールストークができます。そもそも旅好きが多いため、ツアーなどを扱う旅行会社向きの人材」と言う。

 ほかにもベンチャーのような新興企業にも好意的な会社が多い様子。

「外の世界を見てきた経験値はバカにできませんし、いろんな視点から物事を見ることができそう」(35歳・バイオ関連)

「社長は20代のころ、海外を放浪していた人なので、そこの部分の偏見はありません。実際、ワーホリ帰りと元バックパッカーの社員も何人かいますよ」(37歳・ウェブサービス)

「以前に比べればマシになってきた」

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 さらに海外進出している企業のなかにも積極的に採用するところがある

「アジアやアフリカなどで展開しているため、貧乏旅行の経験があるバックパッカーは弊社向き。これだけで採用にはできませんが、プラス材料のひとつにはなります」(専門商社・42歳)

 結局のところ、ワーホリもバックパッカーもどう判断するかは会社次第。彼らに対する評価は決して良いものばかりとは言えないが、「以前に比べればマシになってきた」と話す人もおり、少しずつだが状況も変わりつつある。

 とはいえ、帰国して就職先がなかなか見つからないという状況は避けたいもの。もし海外に行くのであれば、帰国後の生活もちゃんと考えておいたほうがよいだろう。

<TEXT/トシタカマサ>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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