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400人を束ねる「スゴ腕UberEats配達員」に聞く、今から稼ぐ方法

コラム

 終身雇用制度が崩壊し、転職、起業はこれまで以上に身近な選択肢となってきた昨今、新たな働き方として注目を集めているのがUberEats(ウーバーイーツ)配達員。

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UberEats

photo by shopblocks CC BY 2.0 via flickr

 ライドシェア事業を行う、米国のスタートアップ企業「Uber(ウーバー)」が手掛け、同社が用意した配車用のアプリケーションを使い、飲食店からお客のもとへ食事を配達します。作業のすべてをスマホ1台で完了させられるのが大きな特徴です。

 そんなウーバーイーツは2016年9月29日に日本に上陸し、今年で2周年。当初の盛り上がりからはひと段落ついたともいえますが、果たして、現在でも配達員として、実際に稼ぐことができるのでしょうか。

 初期からウーバーイーツ配達員としての活動をはじめベテラン配達員として高い知名度を誇る通称“たけさん”こと尾崎浩二さんにお話を伺ってみました。

ウーバーイーツ配達員は稼げるのか?

 たけさんはサービス開始から2年たった現在でも「ウーバーイーツ配達員は十分に稼げる」と語ります。

「ウーバーイーツが日本でサービスを開始した2016年当初は配達員を増やすために、さまざまなインセンティブが用意され、1日に2万~3万円、月に5~60万稼げることもありました。

 さすがに今では配達員の数も増えてきて、最初ほど稼げることはなくなりましたね。ですが、今でも配達員用のアプリに1日アクセスしていれば、1万~1万5000円くらいは稼ぐことが十分にできますよ」

 1日ではいまいち実感がつかめない、時給換算だとどうなのでしょうか。

配達員が少ない日なら2万円稼げるかも

UberEats

UberEats配達員のたけさん

「ランチタイムやディナーの時間など依頼が入りやすい時間帯があるので、待ち時間を除いて時給換算すると2000円以上になることもありますね。専業としてやって慣れてくれば、月に30万円から35万円ほどは稼げると思います。

 私は今、副業として本業の傍ら働いていますが、それでも平均して月に30万円ほどは収入があります。雨の日のように配達員が少なくなりがちな日は特別なインセンティブが入るので、1日に2万円くらい稼げることも」

 たけさんほどのベテランともなれば副業でもそこそこ稼げてしまうようです。ただ、その一方、こんな厳しさについても指摘。

「個人事業主なので、最初のうちは全く稼げないこともありますよ。1日中システムにオンラインしていてもゼロ円なんてこともよく聞きます。最近でこそマクドナルドやガストなどのチェーン店が参入してきて仕事がしやすくなりましたが、当初は自分でウーバーイーツに対応しているお店を探すところから始めました」

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