【25年前の今日の出来事】大使館爆破テロの報復でアフガニスタンをアメリカが攻撃【国際】
ケニア、およびタンザニアの米大使館が爆破された8月7日の事件で、オサマ・ビン・ラディンの国際テロ組織が中心的な役割を果たしたと断定し、アフガニスタン領内にある「テロ組織の訓練施設」やスーダンの「化学兵器施設」を巡行ミサイルでアメリカが爆撃した。クリントン米大統領は報復、ならびに対米テロの抑止を目的として、国際テロ組織に対する国境を越えた軍事力での対決に踏み切った。
Q.オサマ・ビン・ラディンって誰?
アメリカに名指しされるイスラム原理主義(イスラム復興運動、イスラムの原点に回帰する運動)者で、国際的な反米テロの支援者とされる。億万長者である建設財閥の事業家の息子としてサウジアラビアのジッダで1955年(昭和30年)に生まれる。アメリカ軍に湾岸戦争で自国が駐留を認めたため反発。反政府運動で国外追放された。亡命先のスーダンでも追放され、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力(タリバーン)の支配区を拠点に、国際テロ組織アルカーイダの指導者としてイスラム戦士を各地に送り込んだ。ニューヨークの世界貿易センタービルなどで2001年(平成13年)9月11日に発生した同時多発自爆テロの首謀者とされる。
[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞