学校帰りにパチンコ屋でフィーバー。私大教育実習生のあきれた行動
企業が優秀な学生にアプローチするために行う「学生インターン」。学生にとっては貴重な就業体験の機会ですが、なかには双方にとって“不幸なマッチング”が生まれてしまうことも……。「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「職場のモンスター大学生」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2019年9月3日、情報は掲載当時のものです)。
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教員免許を取得するうえで必ず必要なのが教育実習。その期間は幼稚園と小中高によって異なりますが、2~4週間となっています。
公立高校で日本史を教える窪沢淳平さん(仮名・45歳)は、これまでに大学生の教育実習の指導教官を4度務めたとか。なかでも数年前に担当した私大生Sさんは「なかなかの人物だった」と皮肉を込めて振り返ります。
私立大からきた教育実習生にがっかり
「彼の母校ではないのですが、実習希望者が多かったらしく、断念してウチに来たと聞きました。その話をしたときはちょっと残念そうにしていましたが、人当たりは悪くないですし、授業の準備もしっかりやっているように見えました。まあ、そのウラではいろいろとやっていたわけですけど(笑)」
そのことに気がついたのが実習4日目。普通は授業がない時間は、先生方たちは職員室でほかの作業をしています。実習生も、次の授業に向けた準備などに当てる時間となっています。
しかし、窪沢先生がS先生に頼み事をしようとしたとき、職員室に彼の姿はなかったといいます。
授業のない時間に近所のコンビニへ
「トイレにでも行ったのかなと思ったんですけど、気分転換に窓から外の景色を眺めていたら校門から校舎に向かって歩いてくる彼がいたんです。それで職員室に戻ってきたS君にどこに行っていたのか聞いたら『タバコを吸いに店前に喫煙所がある近くのコンビニまで行ってました』って悪びれもせずに言うじゃないですか。
それで本来は生徒指導のために使う指導室に2人で入り、空き時間であっても休憩ではないから勝手に外に出てはいけないと説明しました。それに対して『えーっ、そうなんですか!?』って驚いた様子で答えるし、こんな当たり前のことも知らないんだと先が思いやられる気分でした」
実は、ひと昔前までは公立学校でも教職員のために喫煙スペースが設けられていましたが、現在は全面禁煙となっています。それでもSさんは日中ずっと禁煙するのが我慢できなかったのか「自動車通勤にすれば、駐車場に停めてある車の中で吸えますよね?」と聞いてきたそうです。