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「先に言ってよ!」上司にこんな怒られ方をされたら…仕事をスムーズに進める“5つのコツ”

学び

 仕事をしていて、なぜか上司に怒られがちな人はいないだろうか。一生懸命やっているのに怒られるのではやる気もそがれてしまう。しかしいったん思いとどまって、「なぜ怒られるのか」を考えてみよう。上司には上司の思いがあるかもしれない。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 20年以上人材育成に関わっているキャリアコンサルタントで研修講師の佐久間寿美江さんによると、上司に報告や謝罪するときのコツは大きく5つあるという。

①結論から言う
②言いにくいことほど早く言う
③謝罪の伝え方を知る
④事実と主観を分ける
⑤用件が複数ある場合は列挙法を使う

 今回はこの順番に沿って、仕事がスムーズにいくコミュニケーションの方法を佐久間さんに聞いた。

結論から言うにはどうしたらいいか?

――「①結論から言う」は、“伝えるべき価値”のボリュームが最も大きなものを最初に伝え、話が進むにつれて小さくなっていくいわゆる「逆三角の話法」ですね。

佐久間寿美江(以下、佐久間):はい。上司は忙しい方が多いので“相手が知りたい情報”から先に伝えます。かつ情報伝達は簡潔に、伝わりやすい方法で行いましょう。まず、「① 何が起きたのか」「② どう対処したのか」を伝えます。言い訳や背景をくどくど話してから最後に結論を言う人が多いのですが、それだと最後まできかないとなんの話なのかわからず、相手をいら立たせます。

 例えば「実は昨日すごい遅くまで残業してて、すごく疲れていて……」から話が始まると、上司はずっと「なんの話だろう?」と思って聞いているんです。「それでミスしちゃったんです」と最後に言われたら、「先に言って!」ってなりますよね。

言いにくいことを後回しにするのはNG

佐久間寿美江

佐久間寿美江さん。キャリアコンサルタント、産業カウンセラー

――「②言いにくいことほど早く言うべきだった」という経験がある人は多いのではないでしょうか。

佐久間:クレームやミス、誰かを怒らせたなど、言いにくいことは、つい後回しにしてしまいがちです。でも時間が経てば経つほど言いにくくなるし、上司もリカバーもしにくくなります。言いにくいことほど①の方法でなるべく早めに相談しましょう。

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