時短術にこだわるのは“二流”!5年後に「食える・食えない人」の仕事術
今の働き方ひとつで5年後の姿はガラリと変わる。自分の将来価値を高める仕事術もあれば、ダメな働き方を積み重ねて、いつの間にか「食えなくなるルート」に迷い込む人も。5年後も「食える・食えない」仕事術を解き明かした。
決定的な違いは“目的”か“手段”か
5年後に食える人と食えなくなる人には、どのような仕事術の違いがあるのか。
「決定的な違いは、ITツールを使うことが“目的”か“手段”かです。あくまで仕事の目的は成果を上げること。しかし、仕事ができない社員ほど使うことが目的になりがちで、ショートカットキーを覚えることに必死になったりする」
そう話すのは、働き方改革のコンサルタントとして、17万人ものビジネスマンの行動分析をしてきた越川慎司氏(@shinjiko9)だ。
ITツールの細かい使い方に差が現れる
「できる社員とできない社員」の違いを分析してきた越川氏によれば、ITツールの細かい使い方にも差が出るという。
「例えばZoomなどのオンライン会議ツール。できる社員は目線をウェブカメラに向けます。すると、相手と目線が合うので、リアルに正対しているように感じるからです。
一方、できない社員は画面上の相手の顔に向けるので、目線が合わずに伏し目がちになってしまう。ウェブカメラを見て話をするのは慣れないと難しいのですが、コツはウインドウを動かしてカメラの真下に持ってくることです」