西村知美51歳が明かす、“54個の資格”を取得した理由「すごくネガティブな性格で」
「自信がない」、「人にうまく伝えられない」。程度の差こそあれ、誰もが不安は抱えている。その不安は、「心が弱い」「根性がない」といった精神論からではなく脳の働きによるもの。抱える不安を分析し、脳のメカニズムに合わせたトレーニングをすれば、「不安を力に変える」ことができる。
今回は女優の西村知美氏に、1万人以上の脳を診断・治療した経験をもつ脳内科医の加藤俊徳氏が執筆した『不安を力に変える』を読んだ感想を聞いてきた。自身もネガティブな性格だという彼女は本書をどのように読んだのだろうか。
不安がきっかけで54個の資格類を取得
芸能界最多といわれる54個の資格類を有するのが、女優の西村知美氏。そんな彼女が資格を取得したのは、実は将来への不安がきっかけだった。
「小さいときから、すごくネガティブな性格なんです。芸能界に入ったものの『これだったら人に負けない!』という自信がなかった。だからこそ次第に、資格を取れば自分の天職や武器が見つかるのではとの思いから、資格を取り続けています。
デビューから36年を経たものの、いまだに台本のセリフにある漢字に仮名をふったり、セリフの書き込みをしないと気持ちが落ち着きません(笑)」
『不安を力に変える』を読んでもらって
「不安を打ち消すためのトレーニング」42個を収録した『不安を力に変える』を西村氏に読んでもらった。
強い不安をプラスの行動力に変えてきた西村氏の感想は「勉強になりました!」との力強い一言。特に納得できたのは「不安な状況を数値化する」トレーニングだそう。
「温泉健康指導士の資格を取ったとき、『毎日湯船につかる人は将来要介護リスクが29%減少する』と教わったのですが、以来、介護リスクを下げるために毎日湯船に入る習慣を大切にしています。具体的な数値を知ることは、モチベーションアップに役立ちますね。
そのほか『モチベーションが上がるアイテムを用意する』『一日最低7時間寝る』など実践したくなるものも多かったです。私自身もこの本を活用して、強い不安を自分の力に変えていきたいですね!」
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【西村知美】
女優。1985年にミス・モモコグランプリを獲得以来、芸能界で活躍。「温泉ソムリエ」「カッパ捕獲許可証」など多くの資格類を保有。Voicy「とろりんの秘密基地」も更新
【加藤俊徳】
医学博士、脳の学校代表、加藤プラチナクリニック院長。1万人以上の脳を診断・治療した経験をもとに著書多数。「不安を打ち消すためのトレーニング」42個を収録した『不安を力に変える』は発売中