“優良物件”の旦那が抱える闇。結婚半年で「義父母と同居」を迫られ困惑
結婚は、当然ながら「この人となら一生暮らせる」と確信してからするもの。しかし、なかには予想外のタイミングで、蜜月の生活が破綻することもあるようです。結婚して3年目になる早見明日香さん(仮名・30歳)は、「石橋をしっかり叩いて結婚したつもりだったんです。こんなことになるとは思ってもいませんでした」と話します。
アプリで“優良物件”な旦那を見受けた
早見さんが現在の旦那さんと知り合ったのは、マッチングアプリでした。
「初めて会った時から、彼の優しい人柄を良いなと思いました。ただ、アプリの出会いで嫌な目にあった友人がいたので、かなり警戒もしていました」
それでもだんだんと彼に惹かれていったという早見さんは、数回のデートを経て交際をスタート。気が早いと思いつつも、次第に将来のことを想像するようになったそうです。
「彼はエネルギー系の大手企業に勤務。羽振りの良さや、住んでいる街の家賃相場から言ってもそれなりの額をもらっているのは明らかでした。向こうの収入をあてにするのもどうかと思ったのですが、都内近郊でマイホームを持つことを夢見るようになっていました」
彼の親はちょっとヤバそうな感じだったが…
早見さんは彼との結婚を望むようになったものの、肝心の彼は結婚に対する意欲は高くはありませんでした。
「子供のことや、どんな結婚生活が良いかを話したりと、未来について考えていることをアピールするようにしました。うちの親にも彼を紹介して、だんだんと地固めをしていった感じです」
そうして、ようやく彼も重い腰を上げて結婚に向かってくれたのか、地方にある彼の実家に招待されることになりますが……。
「ちょっとびっくりしました。彼の両親は、私が家に入っても寝巻きでテレビを見ていて、あまり私のことに関心がないというか……。彼の昔からの友達が遊びにきたぐらいの感じでした。彼が『ちゃんと迎えてくれよ』と言って、ようやくお茶が出てくる感じで……。かなり癖が強い感じのご両親でした。正直、あまり良い気分はしなかったんですが、東京からは新幹線で数時間かかるし、会う機会も多くないだろうし、大きな障壁ではないと思い込むことにしたんです」