2000万円を運用する「裏アカ投資系女子」に聞いた、投資を始めたキッカケ
コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻など、数か月先の未来が分からない今日この頃。これからの生活や将来に不安を感じている人は少なくない。このような社会情勢の中、備えることの必要性を実感し、若い世代で投資がブームになっている。
最近のSNSでは、よく女性の投資アカウントが目につくようになった。利用開始日を見ると、開設してからまだ1~2年未満のものが少なくない。なぜ「投資アカウント」が増えているのだろうか、どのようなメリットがあるのだろうか…?
投資アカウントのひとつであり、現在は資産2000万円を運用しているという「ゆっか|雰囲気投資家」さん(@yukka_osaka)に、話を聞いてみた。
10年以上の投資歴
普段はパートで仕事をしながら2人の子供を育てているゆっかさん。投資を始めたキッカケは新入社員の頃、会社で個人型確定拠出年金(iDeCo)の説明を受けたことからで、それ以来、10年以上にわたってさまざまな投資を試してきたという。
「日経がすごく下がっていた2009年初夏頃に投資を始めました。2009年3月に日経平均最安値がバブル崩壊後の最安値(7054円98銭)を記録していたのでベストタイミングでした。日本株への投資信託だったのですが、久しぶりに見たら増えていたりしましたね。具体的な金額は覚えていないのですが、1年で約10%上がっていたと思います。
そこからいろいろな資産運用を行なってきました。今のポートフォリオは、約7割のインデックス積立投資で、淡々と確実に将来の資産を増やして、残りの2~3割が日本株の優待などを、投資というより投機(※相場の変動を利用して短期間で利益を得ようとする行為)寄りな感じでやっています」
給与は減っても資産は増加中
もともとは正社員として働いていたゆっかさん。医療関係のコンサルタントをしていたので夜も仕事の電話があったりと、かなり忙しかったとのこと。幼い子供を2人育てながらだと、スケジュール的にも体力的にもしんどくなり、パートに変えたという。
「今は週4日の勤務なので、お給料は正社員の頃の半分以下です。ですが、長い間投資をしていたおかげで、お金がお金を作っているので、正社員の時と同じくらいの水準で資産は増えていってます。なのでこのまま(の生活スタイル)でもいいかなと思っています」