デート中にGPS追跡してくる“毒母親”から決別。25歳の息子、驚きの行動
近年「親ガチャ」という言葉が注目されるようになり、家庭環境における問題が表に出るようになってきました。
毒親は子への支配や過干渉により、子どもの人生に悪影響を及ぼすといわれています。そんな毒親をもつ男性、池田誠哉さん(仮名・25歳)に話を聞きました。
母親からの監視
池田さんはひとり親家庭で育ち、母親と2人で過ごしています。
「振り返ると、共依存していたと思います。中学生で携帯を持ち始めてからGPSをつけられ、そのまま25歳になりました。今はスマホで位置情報を共有しています。母親は私に何かあったら心配だと言うので、外出中は常に居場所を特定できる状態にしていました」
母親に位置情報を共有することに対し、池田さんはこう語ります。
「25年間、この生活を送ってきたので、不自由に感じたり、違和感を覚えることはありませんでした。なので、位置情報の共有をオフにする必要性も感じなかったというか。ですが、周りで同じことをする親を見たことはなかったので、母親は少し変わっているのかなとは感じていました」
母親の行動の異常さに気づく
あることがきっかけで、今までの生活に疑問を抱くことになります。
「人生で初めて彼女ができました。彼女は同じ職場の同僚で、仕事帰りによく飲みに行っていたことから、交際がスタートしました。付き合うなかで、彼女が一人暮らしの家に泊まらないかと提案してくれました。
好きな人とはなるべく一緒にいたい気持ちはあったのですが、生まれてから人の家に泊まったことがなく……。というのも、母から許されていなかったんですよね。そのことを話すと、彼女は驚いた様子でした。そこで初めて、母親の行動が異常なんだって気づいたんです」