不用品を譲渡するだけ「お金をかけない生き方」に記者が挑戦、“驚きの結果”に
「メルカリ」や「ラクマ」といったフリマアプリを使えば、誰でも簡単に不用品を譲渡することができるようになった。昨今では、そうやって賢く物の売り買いをするのも、お金をかけずに生きるのに必要なスキルのひとつになりつつある。
しかし、どんなものを売っていいのかわからない。できれば努力もスキルもいらない、ラクな方法も知りたいところ。そんな意識低い系ビジネスマンたちにピッタリの「お金をかけない生き方」を紹介する!
不用品の譲渡でお金をかけずに生きる
会社員でもできるお金をかけない生き方として真っ先に思い浮かぶものと言えば、「ブログ」「投資」「せどり」といったところだろうか。だが、どれも努力が必要でラクではない。
「あまりにも普通なことに思えるかもしれませんが、もっともラクな方法は部屋にある身の回りのものをお金に換えることです」
そう語るのは、0円経済ライターとしてお金をかけない生き方を模索しているという鶴見済氏(@wtsurumi)。いまや数えきれないほど多岐にわたるが、原点はここにある。
「自分の部屋を見回してみてください。普段、ほとんど使うことはないけれど、なかなか捨てられずにいるものがたくさんあるはず。そういうものって、捨てるのは気が引けても、人に譲るとなると話が変わってくるんですよ」
普段使っているものは2割未満?
鶴見氏の教えを受け、取材班も自分の部屋をチェックしてみると、体感ではあるが普段使っているものなど2割にも満たないように感じた。これらをお金に換えなくてはならないのだが、ラクさを追求するためのポイントがあるという。
「メルカリやヤフオクで“売る”となると、発送の手続きが非常に面倒。ちゃんと対応しないと評価は下がるし、注文が入ったらすぐに発送しなきゃいけない。こうなると、仕事みたいになってしまうのでラクじゃなくなります。物をラクにお金に換えるなら、私はジモティーを勧めます」
地域密着型で物品の交換、売買などができる「ジモティー」は、近所の人と直接受け渡しをする形が基本である。売るというよりも譲るというイメージが近い。
「あとはフリマに出店するのもラク。この場合、不特定多数の人々と接することになり、“出会い”にも繋がるので、お金を稼げる以外のメリットも生まれます」
取材班も1時間ほどざっと部屋を見回し、電化製品を中心にジモティーで人に譲ると、2万7000円をゲット。ラクに小遣いをゲットするには最高だ。
【所要時間】60分
【稼げる額】2万7000円
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【鶴見 済】
0円経済ライター。東京大学文学部卒。社会不適応者たちが生きやすいオルタナティブや共有経済の拡大を目指して活動している。『完全自殺マニュアル』(太田出版)など著書多数