フジテレビ『逃走中』と「ゴミ拾い」を融合したイベントに記者が参加して驚いた
SDGsに対する世間の関心は高まっており、とりわけゴミの不法投棄は問題視されている。それでも街を見渡すとゴミが捨てられており、なかなかゴミのポイ捨てをなくすことは難しい。加えて、ポイ捨てされたゴミを拾うことにも抵抗感がある。
ただ、そんな意識を変えてくれそうなイベントが行われた。株式会社Gabは2022年5月3日、ゴミ拾いをゲーム感覚で行う「清走中」を神宮通公園(東京都渋谷区)で開催。フジテレビの人気番組『逃走中』とゴミ拾いを融合させたイベントであり、過去には長野県の松本市や飯田市で実施されている。今回は東京都で初開催らしく、環境に配慮したスマートな同イベントに参加してみた。
“アイテム”を活用してゴミ拾っていく
当日、10時開始のため、10分前に受付会場に到着すると、すでに多くの人でごった返していた。ゴールデンウイークだからなのか、親子連れの姿が散見されたが、それでも幅広い世代の参加者がいた。ちなみ主宰者によると「当企画は、フジテレビ逃走中制作チーム様よりロゴや名称の使用許可を受けて実施」しているという。
受付を済ますと、トングや軍手といった“アイテム”を貸してもらう。ゴミ袋は2種類あり、白色のたばこの吸い殻、黒色はそれ以外のゴミを入れる。
LINE経由で『逃走中』さながらのミッションが
支給されたパンフレットには「清走中」のルールが記されており、拾ったゴミに応じたポイント制となっている。
また、LINEに登録して、様々なミッションが課される。本家の『逃走中』さながらの仕掛けもいくつも設けられており、もはや単なるゴミ拾いではなく、一種のエンターテインメントになっている。