業界注目の女優・河合優実「笑い方がわからなくなった」役づくりの難しさ
俳優の田中圭さんが、女子高生に殺されたいとの願いを叶えるために、9年をかけた完全犯罪計画を進めていく高校教師・東山春人を演じて、評判を呼んでいる映画『女子高生に殺されたい』。『ライチ☆光クラブ』や『帝一の國』などで知られる古屋兎丸さんの漫画をベースにした本作には、魅力的な女子高校生たちが多く登場します。
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そのなかのひとりで、不思議な力を持つ少女・あおいを演じている河合優実さん(21)にインタビュー。2019年にデビューした河合さんは、まだキャリア数年ながら立て続けに話題作に出演し、今後も公開作が控えます。そんな河合さんに、本作撮影裏のエピソードや、俳優業への思いを聞きました。
オーディションで役を獲得
――『愛なのに』に続いての城定秀夫監督とのお仕事ですが、オーディションだったとか。
河合優実(以下、河合):『愛なのに』への出演がオーディションで決まって、撮影にはまだ入っていないタイミングでした。そのときにまた城定監督のオーディションがあると聞きました。「自分が監督だったら、もう河合は使わないけど……」と思ったのですが(苦笑)。
オーディションの前に原作を読んでみたら、あおいがすごく面白そうなキャラクターでしたし、自分が演じているビジョンも見えたので、とにかくオーディションでのお芝居を楽しみに行って、ダメだったら仕方ないと思っていました。
原作のあおいを再現
――原作のお話が出ましたが、映画は脚色されていますが、漫画原作ものですね。
河合:原作のあるキャラクターを、私はあまり演じたことがありませんでした。監督から「寄せてください」といった指示はなかったのですが、原作のあおいを再現するつもりでやりました。背格好はもともと似てると思いましたけど、姿勢やしゃべり方、目線の感じなどを、あおいが映っているコマを見て参考にしていきました。
――漫画の実写化作品は、挑戦していきたいジャンルですか?
河合:日本の漫画にすごく面白いものが多いのは間違いないので、それをちゃんと面白くできるのであれば、挑戦したいです。難しいと思いますけど、今回もチャレンジとして楽しい作業でした。