ペットの金魚が徐々に小さくなるミステリー。意外な真相に思わずびっくり
ペットを飼い始めることによって、家族に新たな結束が生まれることがあります。どんな生き物であっても長く飼っていれば家族の一員になり、生活において欠かせない存在になっていくはずです。
山口祥子さん(仮名・28歳)の実家がまさにこのケースに当てはまるそうで、金魚すくいの金魚を家で飼ったことがきっかけで、弟の新たな一面を覗けたと言います。
金魚すくいの金魚を長生きさせたい
「最初は家族から強く反対されました。というのも、過去に何度か金魚を持って帰ったんですが、すぐに死なせてしまっていて……。『今回はきちんと面倒を見る』とごり押ししてなんとか説得しました」
自費でフィルターやポンプが入った水槽セットをその日のうちに購入。余念なく飼う環境を整えたことで、なんとか家族の許しを得たようです。そして数日後、水槽にある変化が。
「毎日少しずつ水槽の様子が違うんです。水草が植えられていたり、用意していなかったはずのが温度計がついていたり……。気づいた時には水槽の中がゴージャスになっていました(笑)」
その“犯人”の正体は、飼うことに反対していた山口さんのお母さんだったそうです。
金魚の様子がおかしい
「予想外でしたが、金魚を世話する母はとても楽しそうで、『キンちゃん』と命名して面倒を見ていました。『今日はキンちゃんが●●してたよ』と話題にするのが日課となっていました」
金魚の存在が家族の雰囲気を和やかにしていると感じたある日、山口さんは異変に気付きます。
「その日はなんだか様子がおかしかったんです。金魚が水草のかげにじっと隠れて出てこなくて、最初は具合が悪いのかと思っていました……。それから1週間経つと、以前よりも少しサイズが小さくなって色が濃くなった気がしたんです。母に尋ねても首をかしげるばかりで」
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