韓国でも人気のトップ男優が「AVはファンタジー」と言い続けるわけ
高校生のときにAV男優を志し、18歳でデビュー。初めは間違えてゲイ業界に飛び込んだものの、訳もわからず裸で腰を振り続け、今年で23年間。気づけば出演本数1万本。SNSでは合計100万人以上がフォローし、テレビでは博識ぶりを披露するなど大人気のAV男優・しみけんさん(@avshimiken)。
そんなしみけんさん、実は、トップ男優になるために99%の人がやりたがらない「1%の選択してきた」という戦略家でもあります。今回は、彼が「韓国で人気YouTuberになれたワケ」を、著書『AV男優しみけん仕事論0.01 極薄!』より紹介します(以下、同書より抜粋)。
韓国でユーチューバーデビュー
2019年1月にカミさんと友人たちと韓国旅行に行ったとき、やたら街中で「しみけん兄さん!」と声をかけられました。何だろう? と思いつつ帰国し、韓国に住んでいる友人とたまたま話をしていたら、「韓国ではAVが制限されているんだけど、やっぱり若者たちはネットで検索して日本のAVを観ているんだ。だから、しみけんに対しては親近感が湧いているんだよ」と言われ、納得。
そして、その友人から「今、韓国で性のことについて語れる人がいないから、しみけんが韓国でユーチューブやってみたら?」と何気ない一言をいただいたのです。
字幕や編集はその友人の会社がやってくれるとのことだったので、試しに1分半の自己紹介動画を送ってみると1日で10万人が登録してくれたそうです。その事実に驚き、「ありがとうございます」というお礼と、書き込まれたコメントに返信した動画を送ると、今度は18日間でチャンネル登録者数が30万人に達しました。これは、当時の韓国史上最速到達とのことで、メディアにも取り上げていただきました。
韓国で“性のことにやたら詳しい俳優”に
すると、友人が会社内に「しみけん部署」を立ち上げてくれ、韓国内での窓口になってくれたのです。そうしたら、ゲーム会社のCMや健康食品のイメージモデルの年間契約、雑誌の表紙、朝鮮日報からの取材、各種企業からのタイアップの話が来るようになりました。
日本で僕はAV男優として活動していますが、韓国ではAV男優として活動していないので“性のことにやたら詳しい俳優”という扱いなんだそうです。もちろん皆さん、僕がAV男優だと知っているのでしょうけども。