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「自衛隊式トレーニング」で効率よく体力アップ。オリンピアンもやったプログラム3つ

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 自衛隊における「体育訓練」とは「自衛官として必要な体力および気力を錬成するために必要な体をつくること」。東京・朝霞駐屯地内には、自衛隊体育学校という組織があり、多くのオリンピアンなどの選手を生み出しているのだ。

自衛官

自衛官の屈強なボディーは、日々の訓練や鍛錬からできあがったもの。その一端を体作りに生かしてみたい

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 つまり自衛隊員が効率よく体力と筋力を鍛えられるトレーニング法の研究がなされているというわけだ。

 本記事では、そこで生まれた「自衛隊メソッド」の中から、私たちにも応用できる方法を紹介。すぐに実行して自衛官のような引き締まったカラダを手に入れよう!(※本記事は『自宅で簡単!自衛隊式エクササイズ』より一部編集のうえ、抜粋)。

屈強な体・筋肉の秘密は日々の訓練に?

 自衛隊員というと屈強な肉体を持つイメージが強いが、その体は一朝一夕にできるものではない。日々の訓練や実任務に耐えうる体を常に保ち、向上しているのだ。

 多くのアスリートを輩出している自衛隊体育学校では、選手たちの育成はもちろん、自衛隊員の身体能力向上のための調査・研究を行っている。

 体育学校で隊員の体育指導者を育成する第1教育課の清水一己2等海尉は「自衛隊の精強性を維持するためには、体を動かせないといけません。隊員の募集年齢が32歳までに上がったことや定年が延びたこと、任務が多様化したことで、各隊員に見合ったプログラムも必要となってきています」と語る。

精神面の指導も大切な要素

自衛官

 体を鍛えることに加え、自衛官は 「心・技・体」のバランスが必要だ

「自衛官はさまざまな任務があるため、折れない強い心が必要。加えて、自衛官の職種に応じた技もなくてはなりません。これらを支るのが体、つまり体力ですね」(清水2尉、以下同じ)

 また、精神面はエクササイズを指導する上で大切で、育てている指導者には、被教育者の隊員の気持ちを考えたトレーニングをするように指導しているのだ。

ここで紹介している自衛隊式のトレーニングは、自分の体重を使って行う自重トレーニングです。いつでもどこでも、道具がなくても手軽にできる点がお勧めです」

自宅で簡単!自衛隊式エクササイズ

自宅で簡単!自衛隊式エクササイズ

1964年東京オリンピックの選手を育成するために新設された「自衛隊体育学校」で研究が行われたカラダを鍛える独自の理論に基づいたトレーニング法を、一般人でも、自宅で気軽に活用できるようにアレンジして紹介。

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