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“ファッションチェック”で若手女子を追い込む…40歳お局様の嫉妬心

学び

 男社会だからこそ、女同士が仲良くなれないこともある――。

ビジネスウーマン

※画像はイメージです(以下同じ)

「不動産会社に一般職として入社し、営業部のアシスタントに配属されました。激務なだけあって不動産業界はまだまだ男社会。女性社員も一見サバサバとした人が多いのですが……」

 そう語る不動産会社で働くユカさん(30歳・人事)は、新人時代に「40歳お局様」のモンスター上司に遭遇したそうです。

先手必勝!? お局様に流された“呆れた噂話”

 ユカさんの見た目は、化粧も服装もシンプルな“学級委員タイプ”。こじんまりした風貌からか、配属先のチームで唯一の女性社員だったお局様にも、入社当初は気に入られていたと言います。

「お局様は典型的な体育会系出身女子でした。上下関係もかまわず会議を仕切るほどの男勝りで、頼りになる先輩だと期待しましたね。私も地味な見た目なので、お局様に敵意を持たれることもなく、『デキる子が入ってくれて嬉しい』と歓迎してくれました。でも、ある日を境に風当たりが強くなっていったんです」

 ユカさんが、チームの男性の先輩らに誘われ、飲みに行った次の日から状況が一変しました。

「その飲み会にお局様は呼ばれていませんでした。意図的に外されたわけではありませんでしたが、どうやらよく一緒に飲みに行っていた“お局様のお気に入りメンバー”だったみたいなんです。これまではお局様専用だった“女性特等席”を私に奪われたと思ったのか、私に対する態度が一変したのです」

 女性が少ない職場だからこそ、男性陣の視線を独占できるポジションはお局様にとって気分が良いものだったようです。先手必勝とはこのことでしょうか、早速、ユカさんはお局様に“呆れた噂”を流される羽目に。

「まずは、私が男性社員に媚びを売っているという典型的な言いがかりですね。これは大抵の新人女性社員が通る道だと思いますが、もう一つの噂には心底呆れました」

お局様上司が流した”呆れた噂”とは?

「ある日、お局様から『最近の若い人は、会社の人とFacebookでつながるのを嫌がるって聞いたけど、それって本当なの?』と聞かれ、『そういう人は多いと思いますね』と軽く返したんです。すると裏で『あの新人に、Facebookで友達になるのは嫌だって断られたの。よく先輩にそんなこと言えるよね』と噂を流されました」

 それからユカさんは、その上司から「あることないこと、周囲に私のことを“モンスター新人”だと吹聴し始められた」のです。そのせいで、半年間ほど“要注意新人”になっていたそうです。

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