吉野家、サイゼリヤ…時短解除後は何時まで?意外と異なるチェーン店各社の動向
主に東京や大阪などの外食店へ向けた「時短営業申請」が、2021年10月25日で解除されました。しかし、各外食チェーンの対応は意外とバラバラ……。
すぐに感染拡大前の営業時間に戻す店もあれば、深夜営業の再開には慎重な姿勢を見せる店も。あるいはこの機に乗じ、営業時間の変革を行う店もあるようです。
そこで今回は主だった外食チェーンについて、時短要請解除後の営業スタイルについて調べてみました。
牛丼チェーン:「御三家」は24時間営業を再開
まずは、コロナ禍前は24時間営業外食チェーンの代名詞的存在であった「牛丼店」。
「吉野家」「松屋」「すき家」のいわゆる「御三家」では、時短要請中は21時以降はテイクアウトのみの営業であったものの、要請解除後は一斉に24時間営業を再開(24時間営業に対応した店舗のみ)。
ちょっと残業で遅くなった際、帰り道でサッと牛丼をかきこんで帰る……という日常がようやく戻ってきました。
ファミレス:大手サイゼリヤは22時まで
同じく深夜営業のイメージが強い「ファミリーレストラン」。足並み揃えた牛丼店と違い、こちらは業界1~3位の会社ごとで対応が異なりました。
まずは業界最大手「すかいらーくグループ」。「すかいらーく」や「ガスト」「ジョナサン」など名だたるチェーン店を運営する同社では、10月中は22時までの営業でしたが、11月1日からは商業施設内の一部店舗を除き、23時30分までの通常営業を再開しています。
続いては業界第2位の「サイゼリヤ」ですが、なんとコロナ前のような深夜営業は行わないとのこと。コストや従業員の労働環境を見直した結果、今後は22時までの営業スタイルに変更するようです(一部店舗を除く)。
自粛期間中に冷凍食品「ロイヤルデリ」が好調だった業界第3位の「ロイヤルホストHD」も同様の対応。準備が整った店舗から23時までの営業を再開させ、感染拡大前の状態に戻すということです。