パソコン買うなら中古品が断然お得。見極めポイントをプロが教える
5G開通やテレワークの拡大など、今や仕事に欠かせなくなったPCを巡る環境は大きく変化している。
日本の電子産業の縮図・秋葉原における中古PC事情について『AKIBA PC Hotline!』編集部の佐藤岳大氏は次のように話す。
ユーザーがコスト優先にシフト
「新品PCを扱う店舗数は変わっていませんが、中古PCを販売するショップの数は増加し、個人向けの中古市場は拡大しています。その背景として、最新モデルと旧モデルの性能に大差がなくなってきたことで、ユーザーがコスト優先にシフトしたことが考えられます」
つまり、快適なテレワークに新品のPCは必要ないということ。
「まずは、2021年秋以降に公開予定のWindows11に対応した第8世代以降の機種かどうか。日常使いであれば、『メモリは8GB以上』『ストレージはSSDで容量は256GB以上』が最低ライン。中古品に不安があるなら、リフレッシュ品を探すのもオススメです」
中古PCの見分け方とは?
これらの見極め術に関して、中古デバイス事情に詳しいライターS氏も同意する。
「最新モデルに引けを取らないノート型PCの『Microsoft Surface Laptop3』は長時間のバッテリー駆動なので、テレワークに頼もしい存在。デスクトップ型なら、法人向けの小型PC『DELL OptiPlex 3050 Micro』が一押し。
28型の液晶ディスプレイ『BenQ EL2870U』を2台並べれば生産性も高まるはず。特に液晶は、質と価格で中国メーカーが国内メーカーを凌駕しており、型落ちのマイナー機種を選ぶとコスパ抜群です」
品質に差がないのなら中古はアリ! テレワークも捗るはず。
【中古PCの見極めポイント】
1. Windows11対応機種を
2. 最低限のスペックは要チェック
3. 型落ちマイナー機種で、コスパアップ!
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【佐藤岳大】
編集者。インプレス『AKIBA PC Hotline!』編集部に所属。特価品や新製品など、買い物に役立つ秋葉原のマーケット情報を発信している