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現役慶応大生の女優・駒井蓮が津軽弁で語る「じょっぱりだった」素顔

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 青森県出身の女優、駒井蓮さん(20)が、強い津軽弁なまりと人見知りに悩む青森の女子高生のいと役で主演を務めた青春映画『いとみち』が公開中です。

駒井蓮

駒井蓮さん

『陽だまりの彼女』などでの原作でも知られる作家・越谷オサムさんの小説を、青森県出身の横浜聡子監督が映画化した本作で、強烈な津軽弁と、津軽三味線に挑戦した駒井さんにインタビュー。

「自分は負けず嫌い」だと話し、実生活では慶応大学に通う現役大学生でもある駒井さんに、高校時代からの「じょっぱり」(頑固者)エピソードも聞きました。

原作は地元の超有名作品

――青森に振り切った青春映画です。原作なり脚本を読んでの感想は?

駒井蓮(以下、駒井):津軽地方が舞台の作品なので、もともと原作を知っていたんです。小学生のときから、図書室の一番目立つところに置いてあるような作品でした。もちろん読んだこともありますし、オファーをいただいたときは、すごく驚きました。ただ原作のいとは背が低い設定なので、「私でいいのかな?」と。小学生の頃から将来女優になれたらできるかなと思いつつ、「無理かぁ」と思っていたんです。それがまさかのオファーで「え、私でいいの!?」って。

――映画のいとちゃんは背が高い設定でしたね。

駒井:脚本をいただいたときには、そうした部分も物語として成立していて、横浜監督の色が脚本からにじみ出ていて。描く人物は繊細だし、面白いしチャーミング。すごく面白くて、映像としてどういうふうになるのだろうと楽しみでした。

いとの“なまり”はおばあちゃん世代以上

いとみち

(C)2011 越谷オサム/新潮社 (C)2021「いとみち」製作委員会

――本編ではバリバリの津軽弁を話し、津軽三味線を弾かれていましたが、津軽弁に関しては問題なしでした?

駒井:私も地元では結構なまっているほうだったので、大丈夫だろうと思っていたのですが、いとのなまり具合は本当にすごくて(苦笑)。おばあちゃんよりもっとなまっているような感じで。津軽弁は特殊なので、あのなまり具合を出すのは難しかったですね。

 大丈夫だろうと思っていましたが、地元だからこそ逆に違うことが明確にわかってしまって、余計に難しかったです。それに今の自分は上京して5年くらい経って、標準語で生活しているので、ハキハキ話すようにしたのを、逆に滑舌を悪くしなくちゃいけなくて大変でした。

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