家を持たずに車で生活する「バンライフ」の魅力を、 20代無職YouTuber夫婦に聞く
「旅をしながら生活できたら…」こういった憧れを持つ人は少なからずいます。しかし、いざ実行に移すのは簡単なことではありません。
そんな生活を実現しているのが、YouTubeチャンネル「Like Saturday(ライクサタデー)」の学さん(26歳)とまみさん(25歳)夫婦です。2人は車中泊仕様にカスタムされた大型車のハイエース「ゴードンミラー」を購入。バンライフ(車中泊生活)の様子を投稿しながら日本一周の旅を続けています。
2人が実践する“旅する生活”。前編のインタビューでは2人が「車中泊・日本一周」YouTuberになるまでを聞きましたが、今回はその魅力について語ってもらいました。
【インタビュー前編】⇒年収800万円夫婦が仕事を辞めて「車中泊で日本一周」YouTuberに挑戦するワケ
日本中が別荘、観光は晴れた日に
――さっそくですが、バンライフの魅力はズバリどういった点でしょうか。
まみ:やっぱり、場所にも時間にも捉われないところですね。日本中に別荘を持っているような感覚で日々を過ごせるんですよ。あとは、観光も晴れの日を狙ってすることができます。
学:例えば休日を使って旅行をすると、日程が限られているので雨でも観光をしようと思う人はたくさんいると思います。僕たちの場合は雨の日はゴードンミラーの中で過ごして、晴れの日に観光をするということが気軽にできますね。
――車が生活の拠点だからこそできる生活ですね。ちなみに車内でずっと寝泊まりをするのは過酷ではないですか。
まみ:私もバンライフを始める前は、週に1回くらいはホテルに泊まる日を作って体力を回復させないといけないと思っていました。でも、思った以上に快適で、ここまでほぼすべての日を車内泊でこれています。
学:ただ寝具にはこだわったほうがいいですね。僕たちは寝具に10万円くらいかけています。寝具を節約すると、過酷になってしまうかもしれないですね。
まみ:旅のスタートが冬だったこともあって、最初はサバイバル生活になるんじゃないかと心配だったのですが、車内で寒さを感じることもなく快適でした。これは寝具にこだわったことが大きいです。
バンライフYouTuberは意外と忙しい
――バンライフをする上で、寝具はひとつのポイントということですね。
まみ:そうですね。私たちの感覚では今のところ何不自由ないです。ゴードンミラーのローンを毎月支払っているのですが、家賃と同じくらいなので、今までと同じような支出で日本一周しているという感覚ですね。
――YouTubeは撮影だけでなく、編集などの作業も必要となります。2人は1週間をどのようなスケジュールで過ごしていますか。
学:観光をして撮影をする日と、動画の編集をする日が半々くらいです。あと週に1回は観光以外のことを撮影する日を作っています。
まみ:編集はネットで電源を使えるファミレスやカフェを見つけて、朝からこもりっきりです。じつは、ガストさんにはかなりお世話になっています(笑)。今は週4で動画投稿をできるようにやっています。ちなみにバンライフを始めてから丸1日休みだったのは1日しかなくて、めちゃくちゃ忙しいです。