英語3語で「やっぱりつまらない」を伝える。“Blow”の便利な表現
英会話の中で、Blowという動詞はどれくらいの頻度で使うでしょうか? 意味は知っていても、よく考えるとあまり使ったことがない、という人も多いと思います。しかし、実はカジュアルな英語において、Blowは頻度の高い単語です。
【第98回】使いやすい表現「Blow」
よく使われるシチュエーションの1つ目は、「しくじった」「やってしまった」という時。I blew it!と言えば、まさに「あーあ、やっちゃった」という感じ。せっかくのチャンスがあったのに、それをものにしなかった状況です。
スポーツであれば、例えばゴールの目の前のチャンスを外したり、最後の数メートルで他の選手に抜かれてしまったり。テストであれば、がんばって勉強はしたけれど、結局よい得点を取れなさそうなときなど。
ブラインドデートであれば緊張しすぎて、おかしなことを口にしてしまったり、せっかくのデートのチャンスをものにできなかったときにも使えます。How was the presentation?(プレゼンはどうだった?)と同僚に聞いて、I blew it.と答えがかえってきたら、慰めないといけません。
「やっぱりつまらない」の表現
似たようなネガティブなニュアンスで、It blows!ということも。「残念だ」「なんて言うことだ」という意味。例えば映画館から帰ってきた友達がThe movie really blew.といえば、つまらない映画だったということ。
行きたくない会社の飲み会に行って、やっぱりつまらないという時に、It really blows.です。It sucks.という表現がありますが、それとほぼ同じ意味と考えていいでしょう。スラング表現です。
もちろん、Blowという単語を学んだ時に訳語として覚えたであろう、「吹く」「爆発する」の意味もあります。The wind is blowing hard.であれば、風が強く吹いている。Snow is blowing across the field.なら、粉雪のような状態で、雪が風に舞っている様子を表しています。
The bomb blew up when it hit the ground.「地面に落ちて爆弾が爆発した」のように言えます。