“モテ強者”のバーテンが直面した30代の壁「別れた2か月後に結婚された」
恋愛において、相手に重視するすることは人それぞれだと思います。ですが、年齢を重ねるうちに結婚を意識しだすと、どうしても相手の容姿や性格がいくら好きでも、それだけではカバーできない問題が出てきてしまいます。
高校卒業後、軽い気持ちでホストに
「安月給でも、この『顔面』があれば、人生なんとかなると思ってました」と苦笑いするのは、町田祐介さん(仮名・29歳)です。
切れ長の目にスッと通った鼻筋、自他共に認める男前の町田さんは現役のバーテンダーですが、もともとはホストクラブで働いていたようです。
「高校を卒業して、就活も進学もしなかったんです。地元でダラダラしてたら先輩から『ホストやらない?』って声かけられて。高校時代から、そこそこモテてたし、向いてるかもなと思い、軽い気持ちで始めてみました」
本人の予想通り、ホストは天職のように感じたそうです。「特にマメに営業した訳でもないけど、どんどん指名は取れました。客が切れても、また新しい指名客がつきました」。
バーテンに転職。ホスト時代よりモテた
ただホストになって2年が経つと、順風満帆だったはずが、だんだんと雲行きが怪しくなってきたそうです。一体何があったんでしょうか。
「イケメンだともてはやされていましたが、徐々に新人に成績を抜かれるようになってきて辞めました。プライドだけは無駄に高くて(苦笑)。結局、その後は近所のバーで働くことにしました」
バーテンダーに転職した町田さんは「バーはホストより全然楽です」と言い放ちます。
「なんと言っても単価が安いから客を呼びやすい。月収は20万円ちょいですが、ホスト時代より全然モテました。客は選び放題だし、デート代や生活費も払ってもらうことがほとんどでした」
ホスト時代から、お客さんの家を転々としていたという町田さん。月収が低かろうと、この生活が一生続くと疑わなかったそうです。ですが、25歳を過ぎた頃から状況は一変したといいます。