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幸せはお金だけじゃない?フリーランスが実感できる「3つの自由」

コラム

 コロナ禍で仕事やライフスタイルに大きな変化があったという方や、昨今の働き方改革を受けて会社が副業解禁になったという方も多くいるでしょう。マーケティング塾を主宰している筆者が、副業・フリーランス・起業の始め方について、実際に副業やフリーランス、起業をスタートした人達の事例を織り交ぜながら解説する本連載

収入

※イメージです(以下同じ)

 前回は「初めての副業を成功させる3つの要点」をお話しましたが、連載第2回では「経済的自由」「時間的自由」「人間関係の自由」を実現できる「フリーランス」のなり方と、“楽しさ”と“仕事が途切れず売上を出し続ける”を両立できる働き方をお教えします(以下、仙道氏寄稿)。

フリーランス「3つの自由」とは

 会社員から副業を経てフリーランスになりたいというときにぜひ考えていただきたいのは「経済的自由」「時間的自由」「人間関係の自由」についてです。私が派遣社員として働きながら、コーチングという副業をスタートした時も、この「3つの自由」が欲しいと考えていました。

「経済的自由」というのは、欲しいものが買えるだけの経済力を手に入れるということ。「時間的自由」というのは、好きな時間に好きなことができるということ。自分のライフスタイルに合わせて働く時間を決めることができたらいいですね。「人間関係の自由」は、付き合いたい人とだけ付き合える、つまり、付き合いたくない人とは付き合わなくてよいということです。

 なんだか夢のような話だと思いませんか? そう、会社員として働くと、この3つを同時に満たせることはない、あっても非常に限定的ではないでしょうか。会社員として実力を発揮して、昇進、昇給して成功することで、ある程度の「経済的自由」は手に入るかもしれません。しかし、「好きな時間に働く」「好きな人とだけ働く」というのは、会社勤めの身ではなかなか難しいのではないかと思います。

 フリーランスの働き方は、この「3つの自由」を同時に叶えたいという人に向いていると言えます。特に「お金だけあっても、幸せにはなれない」ということに気が付いている人にはお勧めしたい働き方です。とはいえ、フリーランス=収入が不安定、という話もよく聞こえて来るので、フリーランスになると「経済的自由」 がなくなるのでは? という疑問もお持ちだと思います。

副業からフリーランスで独立する目安

起業家

 フリーランスになったばかりの最初のうちは、どうしてもその不安があるのは事実です。半年、1年と頑張って、事業を軌道に乗せることができれば、好きなことに夢中になりつつ収入が上がる、そんなビジネスモデルを作ることもできます。

 ここで、「よし! 自分も3つの自由を手に入れよう!」といきなりフリーランスになる必要はないと思います。最初は副業スタートでもいいのです。私自身もそうでした。では、副業からフリーランスとして独立する目安はなんでしょうか? 私が考える独立のタイミングとは「見込み客リスト」が増え続けていて、売上が出続けていることです。

 副業の収入である程度の生活費が稼げる、あるいは副業をメインにすれば本業の収入を超えるという見込みが立った時が目安になるのではないでしょうか。具体的には、少なくとも月30万円、できれば月50万円くらいの収入を副業で得られるようになった時だと言えます

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