手取り20万円、都内1人暮らしでも200万円貯められる方法
ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
「貯金しなきゃ!」とは思っているものの、どうやってすればよいのか、どれくらいの金額をすればよいのか、その方法が分からない人はとても多いもの。
そこで、今回は貯金が苦手な人でも貯められる方法をお伝えしたいと思います。
普通預金にお金を全額置かない
私がおすすめする貯金は“自動”でお金を貯めていく方法です。
給料をもらったら真っ先に自動積み立てにし、具体的には普通預金から毎月一定の金額を定期預金に預け入れる「積立定期預金」や、勤務先の「財形貯蓄」「社内預金」「確定拠出年金(401k)」などを活用します。
投資をしたいという人は「つみたてNISA」でももちろんOKです。
上手に貯金するための大切なポイントは、自由に引き出せる普通預金にお金を全額置いておかないということです。
目の前にお金があるとついつい使ってしまいがちですし、お金があるのに使えないとストレスにもなりかねません。
そこで、例えば、給料の20万円が銀行口座に入金されたら、真っ先に2万円を定期預金の口座に自動的に移動させる仕組みを作り、18万円で生活をしてみましょう。このとき、2万円はないものと考えるのが貯金を成功させるコツです。
預金のメリットは元手が減らないこと
貯金額の目安としては、手取りの給与の25%(20万円の場合5万円)を積み立てできればとっても優秀ですが、手取り月収の10%程度から始めてみると無理がありません。
一人暮らしを始めたばかりで余裕がないという人の場合は、月1万円からでもよいのでまずは始めてみることが大切です。
「でも、自動積み立てで銀行にお金を預けてもほとんど増えないのでは?」よく、こんな声も聞きます。たしかに銀行の普通預金金利は0.001%、定期預金の金利は0.01%などとても低いです。
しかし、預金は預けたお金が減らないというメリットもあります。
お金を増やそうとして株式や外貨などで運用すると、自分のお金がまるでスーパーのお肉の値段のように日々変動にさらされリスクが伴います。元本(預貯金などの貯蓄の元手)が割れるのが絶対イヤという場合は、円預金など安全資産を多めにするのが得策です。