使えば使うほど人に好かれる“魔法の3文字”。恋愛でも、仕事でも
ビジネスや恋愛のシーンにおいて「聞き上手になれ」というアドバイスはよく聞くけれど、具体的にはどうすればいいのでしょうか。今回は『人は話し方が9割』の著者であり、人財育成JAPAN代表取締役の永松茂久氏が「使えば使うほど人に好かれる“魔法の言葉”」について解説します(以下、永松氏寄稿)。
人に好かれるキーワード「あなた」
人と会話するときに覚えておくととても役に立つことがあります。それは「あなた」を多用することです。この言葉を使えば使うほど、人に好かれるのです。なぜなのでしょうか? 答えは簡単。誰もが心の底では自分のことが大好きだからです。
そして話の中で、自分を話の主役にしてくれる人のことは、誰もが好きになるからです。例えば、プラス言葉にも自分軸と相手軸のものがあって「楽しい」「幸せ」という言葉は、あくまで自分軸の言葉。
「お前が楽しいからって、何だって言うんだよ」。聞いている人の中には、こう思う人もいるでしょう。しかしこれが相手軸のプラストークなら、相手を幸せな気分にすることができます。
「あなたと会うと安心するよ」
「いつも気持ちのいい対応をありがとうね。あなたのそんなところが好き」
「あなたみたいになりたいって、みんな言ってるよ」
好かれる人のトークに耳を傾けてみて
これらはすべて、自分軸の話し方のようでいて、相手が主役の話し方になっています。
こうした相手軸の話し方をする人を、不愉快に思う人はいません。あなたの言葉の中に、「あなた」が多いか「僕は(私は)」が多いかを、日頃から注意してみてください。好かれる人は、トークに「あなた」が多いことに気がつくと思いますよ。
「あなた」を多用する。今日から実践して、ぜひ「また会いたい」と思われる人になってください。
<TEXT/人財育成JAPAN代表取締役 永松茂久>