“ゲイの精神科医”のツイッターが人気「140文字で何ができるの?」
ふとした時に悩みを抱えて、専門家にアドバイスをもらいたくなったこと一度はあるのではないでしょうか。
すべての悩みが吹き飛ぶようなタメになるつぶやきが話題を呼び、フォロワー数169429(2020年5月12日時点)を誇るTwitterアカウント・ゲイの精神科医Tomy(@PdoctorTomy)さん。
今回、そのつぶやきが『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)として書籍化されました。本業である精神科医の傍ら、あくまでも匿名で情報発信を続けてきたTomyさんとは、如何なる人物なのでしょうか。本人に直接お話を伺いました。
自分から出版社に売り込んだ
――Twitterアカウント「ゲイの精神科医Tomy」から発信された、一連の投稿を書籍化したわけですが、これまでブログやSNSによる情報発信を意識的に行ってきたのでしょうか。
Tomy:2010年頃にアメブロをやっていました。当時付き合っていたパートナーから勧められたのがブログを始めたきっかけです。最初はつぶやきのような内容を投稿していたのですが、次第にアクセス数やPV数を伸ばしたり、自分のブログを盛り上げられたりできることを意識して、投稿するようになりました。
パートナーも同じく精神科医だったので、精神科医同士のカップルの日常をつづったら面白いと思い書いていたのと、“ゲイの精神科医”というキャラクターを立てて、読者の悩みにオネエ口調で答えるというものとの2本立てでブログを更新することにしました。
PV数も徐々に伸び始め毎月約7、6万はいくようになりました。当時はブログから書籍化されるという流れがあったので、自分から出版社に売り込むことを考えていました。異業種交流会に参加して、「精神科医・作家」という肩書き名刺を配って自分を売り込んでいましたね。それから何冊か本を出して今に至ります。