希望年収はどう書くべき?履歴書の正しい書き方をプロに聞く
転職活動の時、必要不可欠なのが履歴書や職務経歴書。とはいえ、普段から書き慣れている人なんてほとんどいないはず。提出間際になって「正しい書き方」を焦って検索したは良いものの、表示されるサイトによって情報が違っていて、焦った経験がある人は少なくないと思う。
就活という日本特有の仕組みに合わず、悩んだり、苦しんだり、自信をなくしてしまった若者たちの就職・転職サポートしてきた株式会社UZUZ専務取締役、川畑翔太郎氏に転職者が迷いがちな「履歴書・職務経歴書の書き方」を聞いてみた。
「本人希望記入欄」には何を書く?
「『本人希望記入欄』には原則として『貴社の規定に従います』と書くべき」と紹介するサイトがほとんだが、これは本当に正しいのだろうか。
「『貴社の規定に従います』で大丈夫です。例えば希望年収欄に本音の希望年収を書いても、考慮されることはほとんどありません。考慮されるのはあくまで『現在年収』です。
下手に希望年収を書くと、『業界平均と比較して高いんじゃないの?』とか『うちの企業で同じくらいの経験、年齢だと○○万円くらいだけど、彼らよりどのような点で優れてるの?』とか答えづらい質問をされます。なので『貴社規定』と記載しておくほうが無難です」
「現在に至る」までどう書くか
学歴・職歴を書く経歴欄は「現在に至る」で締めるのが正しいようだが、どうやって経歴を書けば良いかを知っているだろうか。川端氏曰く、「基本的な記載順は下記の通りだ」という。
① 学歴(例:高校⇒大学⇒大学院)
② アルバイト歴(職歴が1年以内と短い、もしくは職歴がない場合は記載)
③ 職歴(全職歴を時系列で記載)
④ 「以上」
※まだ「就学中」「在職中」の場合は「現在に至る」と記載