世帯年収2000万・28歳女子のマンション経営「インスタがきっかけです」
終身雇用制度が崩壊しつつあり、先行き不透明な社会に、不安を抱いている20代ビジネスマンも多いでしょう。そんななか、将来のために、株投資や不動産投資といった資産形成に関心を寄せる若者も増えています。
高輪エリア在住の飯田えりさん(仮名・28歳)は、人材企業の営業として働くバリキャリ女子で、夫とあわせて世帯年収2000万円のパワーカップルでもあります。
将来を見据えた資産形成のため不動産投資をはじめたとのことで話を聞きました。
顧客づきあいの一環として関心
――不動産投資に興味を持ったキッカケを教えて下さい。
飯田えり(以下、飯田):私は人材系企業で働いているのですが、顧客づきあいの一環としてお客さんがうちの社員を対象に定期的にセミナーを開くんです。そのなかで不動産会社のセミナーが開催されて、不動産投資に興味を持ちました。
高校生のころ、定番ですが『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでたこともあり、レバレッジの活用も抵抗なく受け入れました。
それとインスタで「#世界最速で日経新聞を解説する男」というアカウントをフォローしています。仕事上、必読の日経を解説してくれるから重宝してます(笑)。その運営者の南(祐貴)さんも「不動産を買ったほうがいい」という発信をたびたびしてて、実際に会って話も聞きました。
そのなかで日本のマイナス金利、私のサラリーマンとしての信用を考えて、これは早いうちに使うべきだと思いました。
北品川の物件の購入を1か月で決断
――投資を決断してから、どのような行動を取ったのですか?
飯田:主人名義で買った自宅探しと並行して進めた感じで、自宅のほうは高輪エリアで理想的な物件が見つかり、満足してます。
まず3社くらいの不動産会社を比較しました。最終的には1社に決めましたが、直接のキッカケは私の投資希望エリアだった港区泉岳寺の物件情報を載せていたからです。
その会社は業歴が長くて、管理戸数が多かったのと、担当営業マン自身も3室マンションを持ってるので説得力があると感じました。
「生命保険代わり」とか「節税になる」といった営業トークがなかったのも良かったです。ああいった営業トークは物件自体の魅力がない時にするものだと思うので。
その会社では人気の物件は抽選になるんですけど、2019年11月頭に「北品川物件の当選者がローンブレイクしたけど、どうですか?」という連絡が来たんです。自宅から近いし、これも縁だなと思い、11月末に購入しました。