「ココイチ」の壱番屋が、世界一のカレーチェーンに成長できた理由
カレーハウスCoCo壱番屋(以下、ココイチ)を全国展開している飲食企業の「壱番屋」。ココイチの店舗数は、カレーレストランのチェーン店(店舗数)としては、世界一です。
なぜカレー屋のチェーン店でココイチのみがここまで拡大できたのか、各種情報から読み解いていきます。
「ブラック企業アラート」の調査観点
企業調査をする際は、基本的に全て、インターネット上に公開されている情報を利用しています。調査観点は主に下記3点です。
・ビジネスモデル…その会社の将来的な成長可能性、潰れにくさを見るため
・社長の人物/キャラ…トラブルが多い人物だと会社もトラブルに巻き込まれやすいため
・社風…実際に働いてみた時の雰囲気が合うかを把握する必要があるため
今回も同じ観点で調査を進めていきます。
1)ビジネスモデル:外食産業の現況は?
まず、外食産業について概観します。データは公益財団法人 食の安全・安心財団が提供する「外食産業市場規模推移」のエクセルデータを利用しました。
外食産業は大きく「給食主体部門」「料飲主体部門」の2つに分かれ、ココイチはカレー=食事をメインに提供しているため、前者に属します。給食主体部門に絞っても、業界規模は日本国内のみで20兆円を超える大きなものです。
この前提を踏まえて、ココイチの業績もみていきましょう。
直近の決算は売上・利益ともに過去最高を記録しています。ココイチの決算資料で特筆すべきは、下記2点です。
・決算説明会の資料の各ページで「読むべき数字」がわかりやすい
・企業としての方針と、実施した施策の具体例の対応が理解しやすい
これは業績に自信があり、するべきことを実行してきた会社ならではの振る舞いであると言えます。