エレベーターで上司とバッタリ…微妙なタイミングだけど挨拶するべき?
知っているようで意外と知らない社会人のビジネスマナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりますよ!
今回は「あいさつ」について、人財育成や企業コンサルティング、研修、講演や、メディア出演、NHK大河ドラマなどのマナー指導なども行い、28万部の『お仕事のマナーとコツ』(学研)、『かつてない結果を導く 超「接待」術』(青春出版社)など国内外で85冊以上もの著書、監修本もある西出ひろ子氏に、現場で使えて役立つビジネスマナーについて話を聞きました。
こんなシチュエーションではどんなマナーが正しいのか? みなさんも考えてみてください。
挨拶に必要な3つの「こ」
会社の朝礼や初対面のお客様に会うときは、まず「挨拶」からスタートしますよね。
朝、同僚に会ったときや、エレベーター、廊下などで上司とすれ違ったときなども同様です。「TPPPO®」に応じた挨拶の使い分けができるよう、そのポイントとマナーをしっかり覚えて身につけましょう。
※TPPPOとは…T<Time 時>・P<Place 場所>・P<Person 人、相手>・P<Position 立場>・O<Occasion 場合>
挨拶には、
1. こころ(心)
2. ことば(言葉)
3. こうどう(行動)
という3つの大切な「こ」があります。
1は口先だけではなく、言葉に心を込める。心に思っていることを、言葉や行動で表現をする。
2は「おはようございます」などの言葉を、きちんと声に出して相手にしっかりと伝える。
3は上体を前傾させるお辞儀をおこなうと同時に、顔の筋肉も動かして、その時の状況に応じた表情にする。
12