人生を切り拓く人脈を築くために必要な「GIVE」の精神
こんにちは。採用・定着支援コンサルタントの長井亮です。今回は、20~30代の皆さんにこそ知っていただきたい、「人脈の築き方」についてお伝えしていきたいと思います。
人脈は築き上げるもの
大学や各方面から日々多くの講演のお話をいただく私ですが、決してひとつひとつの能力が優れているわけではありません。しかし、唯一、誰にも負けないものがあります。それが、長年築き上げてきた「人脈」です。
私は何度もその人脈によって救われ、今の環境を築き上げることができました。本当に、人脈というのは自分の大きな財産であることを実感しています。
間違ってはいけないのが、名刺交換をして知り合いになったからといって、それは「人脈」と呼べるものではないということ。人脈というのは、いきなり「できる」ものではなく、継続して少しずつ太く築き上げていくものだと私は思っています。
GIVEの精神で相手に信用してもらう
では、具体的にどのような行動に移したら良いのでしょうか。それは、相手との繫がりができた後、自分を信用してもらえるよう努めること。根底にあるのは、GIVEの精神です。自分にできることを探し、「相手に与える」ということに徹してみましょう。
例えば、早速ランチに誘って情報交換してみる。そこで色々な話をする中で、共通項を見出せたならば、自分の知りえる情報を惜しみなく開示し提供する。
知り合いを紹介できるなら、どんどん縁を繋いでいく。小さなことでも構いません。暑中見舞いを出す、SNSに返信する……それならできる気がしませんか? その積み重ねによって相手の信用を得られてはじめて、「人脈」と呼べるのではないかと思うのです。
私がこのように人脈を大事にするようになったきっかけは、小学生の頃の歯がゆい記憶が原点です。私は父親の仕事の都合で転校を繰り返しており、友人との関係性が希薄にならざるを得ませんでした。
久しぶりに再会しても、「誰だっけ?」と言われてしまうのが切なくて悔しくて……。だからこそ、大切にしたい人とはこまめに連絡を取り合って、自分の存在を常にアピールしたい、関係性を強くしたいという思いが人一倍強いのです。辛かった転校経験が、人脈へのこだわりを生んだと言えるでしょう。