入社3年以内の“辞めたい社員”の嘆き「理不尽な理由で怒鳴られた」
みなさんは今の職場に満足していますか? 日々忙しく仕事に取り組むなかで、「辞めたいな……」と頭をよぎった瞬間もあるのではないでしょうか。
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)」によると、新規大卒就職者の離職率は31.8%(2018年10月発表)で、「3年で3割退職」という数値は例年3割程度で推移しています。
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所」を運営する株式会社ツナググループ・ホールディングスは、17~29歳の正社員・契約社員・公務員の若者を対象に、「就業意向に関する調査」を実施しました。入社3年以内の若者における、4月末時点の退職意向とその理由とは、どのようなものなのでしょうか?
辞めるか迷っている「退職予備軍」は約5割
「ツナグ働き方研究所」が実施した調査では、入社3年目(2017年から2019年入社)の17~29歳の会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、公務員の67.3%が「すでに辞めた・辞めることを決めた」と回答しました(有効回答:男性41名・女性109名)。
内訳を見ると、「すでに辞めた」(12.7%)、「辞めることを決めた」(7.3%)の合計が20%に達しており、また、「辞めるかどうか迷っている」と回答した“退職予備軍”が47.3%いる結果となりました。
辞めたい理由は「人間関係」「職場環境」…
退職予備軍の若者が「もっとも辞めたいと思った理由」については、上司や同僚などとの「人間関係がよくない」(31.5%)がトップとなり、2位以降は「職場環境がブラックである」(26.0%)、「仕事内容に不満がある」(11.0%)、「入社前の理想と入社後の現実にギャップがある」(11.0%)と続いています。
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