副業で月商100万の会社員「貸し会議室は手堅い商売です」
「エン・ジャパン」が昨年正社員3000人を対象に行ったアンケートによると、回答者の88%の人が「副業に興味あり」と答えており、多くのサラリーマンが副業に関心を寄せています。
名古屋の機械メーカーで働くKさん(34歳)も、副業で稼ぐサラリーマンの一人。副業をはじめたキッカケをこう振り返ります。
「2015年当時、勤めていた会社での激務とパワハラがキッカケでうつになったんです。診断書を出したところ残業禁止になり時間ができたので、『今のうちに会社に依存しないようにしよう』と、副業を始めました」
収益力の高さが貸し会議室の魅力
本業での逆境を副業をはじめるチャンスに変えたKさんは、2016年から不動産投資を開始。これまでに中古戸建6戸、中古アパート3棟25室を購入しています。さらに最近力を入れているのが、貸し会議室に代表される「レンタルスペースビジネス」で、運営は好調だといいます。
不動産投資をしていたKさんが、レンタルスペースビジネスに興味を持った理由とは。
「不動産投資では、物件を買い進めるうちに現金が枯渇しがちです。そんな時に比較的少額で始められるレンタルスペースビジネスの存在を知り、まずは1室始めてみました。その1室目から順調に収入が発生して、複数のスペースを出店した感じです」(Kさん、以下同)
レンタルスペースビジネスは、物件を買わずに借りて運営するので、大きな元手が不要となるのがメリット。少資本と収益性の高さが魅力です。反面、不動産投資のように土地などの資産が手元に残らない点はデメリットといえます。
時にはクレーム対応も必要
基本的に手間がかからず、サラリーマンでも取り組みやすいといわれるレンタルスペース投資ですが、それでもトラブルやクレームは避けられないと、Kさんは自身の失敗を振り返ります。
「以前、プロジェクターが壊れていてお客様にご迷惑をかけてしまったことがあるんです。クレーム電話が掛かってきたのですが、その時の私の対応が良くなかった点もあり、さらに怒らせてしまいました。レビューも辛辣なコメントで星1つでした。当然と言えば当然なのですが、大切な時間とお金をいただいている以上、もっとお客様に寄り添うべきだったと、今でも反省しています」
サービス業の精神で運営することが重要だとしています。