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バスケ八村塁、W杯日本代表に。選手歴8年でNBAに上り詰めた強さ

コラム

 8月31日に開幕される「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」の日本代表候補16人が、7月30日に発表された。注目は、NBAプレイヤーとしてワシントン・ウィザーズで活躍中の八村塁選手(21)だ。

バスケットボール

※画像はイメージです(以下、同じ)

 7月28日に放送された『情熱大陸』では密着映像が放映され、八村選手のバスケットボール歴が“たった8年”であることを知った視聴者からはSNSなどで驚きの声が上がった。

 これらの活躍について、バスケットボールに詳しいスポーツライターの佐藤文孝氏に話を聞いた。

NBAドラフトの1巡目指名は、日本人初

 6月21日(米国時間20日)に実施されたNBAドラフト会議で、ワシントン・ウィザーズから1巡目指名を受けた八村選手。これを「日本人選手がNBAドラフトの1巡目で指名を受けるのは史上初です」と、佐藤氏。

「競技人口世界一(およそ4憶5千万人)とも言われるバスケットボールという競技において、頂点に君臨するNBA。30チームからなるリーグにおいて極めて狭き門である“60人のドラフト選手”に指名されたことは、快挙という言葉では収まりません。

 また、1巡目指名とあって、ルーキーではあるがチームはシーズンを通して八村選手中心のチーム作りをしていくことも充分考えられる。しかもバスケを始めてわずか8年ということも、彼のポテンシャルの高さを物語っています」

八村選手のバスケ界での位置付けは?

 2019年W杯の日本代表にも選ばれたが、日本バスケ界・世界バスケ界での八村選手の位置づけについてはどうか。

「日本バスケ界においては、昨年のW杯アジア予選での戦いぶりをみても、今年も代表チームの中心的存在となることは揺らぐことはないでしょう。昨年は苦戦が続いた予選途中、八村選手が招集されてから息を吹き返したようなドラマチックな展開が重なり、W杯での戦いがより劇的なものとなりました」(以下、佐藤氏)

 昨年のW杯アジア予選では、日本代表は初戦から4連敗というスタートを切っていた。しかし八村選手が加わってからは6連勝を果たし、W杯への道を切り開いた。

「2015年のプロリーグ設立により、かつてないほどの勢いと強さを発揮している日本代表の中でのプレーにも期待が膨らむばかりです。世界的な位置付けにおいても、21歳と若いですし、今後の成長が大いに期待できるでしょう。

 課題と言われてきたディフェンスについても、本人は『ディフェンスは好き』『どのポジションでも守ることができる』とも語っており、今後、パフォーマンスをさらに高めていける自信を感じますね」

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