深夜に1日1万円ほど稼げる副業バイトとは?やってる人の損得レビュー
かつて30兆円市場と謳われながらもファン離れなどにより、近年は苦戦が続くパチンコ業界。しかし、今も全国に約1万軒のホールがあり、パチンコ台やパチスロ台の年間生産台数は400万台を超す一大産業であることには変わりません。
各地のパチンコホールは、「新台入替」といって頻繁に新機種の導入を行っているのですが、新台の搬入作業のアルバイトというのがあるのをご存じでしょうか?
サラリーマンでも深夜勤務「月に数日でもOK」
私立大学で大学職員として働く矢作昌也さん(仮名・28歳)は、1年ほど前に新台搬入を行う業者にスタッフとして登録。月に数回のアルバイトで3万~5万円を稼いでいるといいます。
「大学が副業OKだったので、夜や休日にできそうなバイトがないか探していたんです。そしたらネットの求人サイトに『パチンコ・スロット台の設置』『新台入替のお仕事』といった募集が結構あったんです」
作業がホール営業終了後の深夜である点、さらに登録制で出勤日を選べるなど自身の求めていた条件と合致。面接に行ったらその場で採用が決まったそうです。
「作業時間は日によって違いますが、ホール営業終了後から4~6時間。日給は搬入台数や回るホールの数で異なりますが、8000~1万5000円。ただし、自分の車にバイト仲間を乗せて次のホールに向かったり、仕事が終わった後に家や近くの駅まで送り届けているため、車両手当分として毎回1500円が上乗せされています。でも、この前調べたら時給1300円って求人もあれば、日給の上限が2万円と今より高いところもあったので業者によって結構違うみたいです」
作業が長引いて自宅で仮眠できない
とはいえ、現在の副業先も時給はまずまずの好条件。それだけに仕事はキツそうですが……。
「翌日が休日ならいいんですけど、パチンコホールの新装開店って月曜が多いので、日曜深夜の作業が一番多いんです。シフトはある程度自由に組めるとはいえ、日曜深夜にまったく出られない人は登録が難しいかもしれません。今はもう慣れましたが仕事が終わってバイト仲間を送り届け、家に戻ったらもう明け方。仮眠できればまだいいほうで、作業が長引いた日は現場から職場に直行です」
しかも、肉体労働なので体力的にも辛そうです。
「ぶっちゃけ重労働ですね。パチンコは機種にもよりますが1台40~60㎏、パチスロは若干軽いとはいえ、それでも30~40㎏。私のところでは1台に対して2人で作業にあたっていますが、現場では持ち運びや上げ下ろしの連続で仕事が終わるころには腕がパンパンです。始めたばかりのころは、翌日いつも筋肉痛で大変でした(苦笑)」
パチンコやパチスロも1台30~45万円と非常に高価なため、絶対に落とすことができません。そのプレッシャーも大きいとか。