会社の人のお葬式にはどこまで参列すべき?取引先、上司、同僚の親御……
社会人になると、親戚や友達だけでなく、同じ会社の人や取引先の葬儀に参列する機会も増えてきます。『子供に迷惑をかけないお葬式の教科書』の著書がある、葬儀ブロガーの赤城啓昭さんに、どこまでのお付き合いで参列すべきか否かを聞きました。
最近は「家族葬」も増えている
「考える葬儀屋さんのブログ」管理人の赤城啓昭と申します。
新社会人で社歴が短いとはいえ、今後取引先の方が亡くなった、とか会社の同僚もしくは上司の親御さんが亡くなったという知らせを受け取ることもあるかもしれません。その場合、参列すべきか否か。
付き合いの度合い、ポジションいろいろな要素がからみあって迷うこともあるでしょう。今回はそんな話です。
まず注意しなければいけないのが、最近は会社の関係者の参列を断っているケースが多いということです。
いわゆる「家族葬」と言われるものです。周囲に気を使わせたくないだとか身内だけで見送りたいとか故人の遺志などの理由によって、外部の参列を辞退しているケースが最近は多いのです。
そうは言っても、本当は周囲に気を遣って儀礼的に参列辞退のアナウンスをしているだけで、実際参列したら自分の株が上がるかもしれないと深読みする人はいないでしょうか。昔はそういうケースもあったかもしれませんが、今は本当にそれをやったら迷惑がられると思います。
上司の親御さんが亡くなった場合はお手伝いを
なぜなら家族葬の場合、身内だけでお葬式をすることを前提にしているので、外部の参列者に向けてのお返し物や振るまう料理を用意していないからです。
もし参列がOKだった場合、ちょっと日本人サラリーマン的かもしれませんが、参列するしないは同僚の判断に合わせるというのがもっとも確実だと思います。
さて、上司の親御さんが亡くなった場合、葬儀のお手伝いを頼まれることがあるかもしれません。
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