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入社1か月で営業成績1位に。サラリーマン芸人が語る、夢の叶え方

学び

 どうも、就活アドバイザー芸人の森川と申します。20代に特化した人材紹介会社UZUZにて勤務しながらお笑い芸人としても活動しております。

駅の利用する人々の後ろ姿

※画像はイメージです(以下同じ)

 流行りの「パラレルキャリア」というのを目指して日々活動をしております。普段、僕は第二新卒や既卒の方のキャリアカウンセリングを行なっています。前回は高卒で就職活動した当時のお話でした。今回はそこを辞めてからのお話です。

LINEを使って相方探し。なんとかコンビ結成

 勢いで会社を辞めたものの、私の構想ではコンビで芸人になると考えていたため、まずは相方探しから始めました。しかし、当時19歳。周りの友人のほとんどが大学や専門学校に進学をしていたため、高校卒業以来、会っていない人が多く、まずはLINEを使って数人を誘ってみました。

 そうしたところ、1人だけ興味を持ってくれたようでそこから必死に口説いて、なんとかコンビを結成しました。私は養成所などには所属したことがないので完全に我流でネタ作りに励んでいました。

 コンビの方向性がある程度、決まったところで、いくつかの事務所にオーディション用紙を送付してみました。その結果、1社から返事をもらうことができ、ネタ見せの日程が無事に決まりました。コンビを結成して3か月のことです。

 ところが、ネタ見せの3日前に相方から「やっぱり芸人を辞めたい」とLINEが届きました。理由としては学業に専念したからとのこと。めちゃめちゃ焦りましたが、いま考えたらかなり真っ当な理由ですね(笑)。

面接で突然の「引退宣言」事務所の反応は?

森川

お笑い芸人だった森川さん(左)

 しかし、ネタ見せの日程はもう決まっています。直前でキャンセルをするのも失礼だと考え、恐る恐る1人で参加することを決めました。

 芸人の面接は就職活動とは違い、かなりカジュアルな雑談に近いです。すでに経歴書はコンビで送っていたため当然、事務所の方に「あれ、もう1人は?」と聞かれました。僕は正直に「すいません! デビューして3日前に引退をしました!」と伝えました。

 案の定、「いや無名なんだからデビューした事さえも知らんわ!」とツッコミをいただき、みなさん笑ってくれました。ピンネタも持ってないので、ネタを披露することができませんでしたが、このやり取りが功を奏したのか、同情してもらい、所属を認めてもらいました。

 もしかしたら就職の面接でもこういったボケ力は必要かもしれません(※効果は未知数ですが)。

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