日本の有給取得率、3年連続で世界最下位に。休めない理由は?
有給休暇をしっかりと取得できていますか? 取得できたとしても、罪悪感にさいなまれていませんか?
世界最大の旅行サイトを運営するエクスペディア・ジャパンは、世界19か国、18歳以上の男女、計1万1144人を対象に、2018年度有給休暇の国別調査を行いました。
日本人の有給休暇取得率は3年連続で…
世界19カ国で有給取得率トップに輝いたのは、ブラジル・フランス・スペイン・ドイツで、ともに100%(30/30日)でした。
日本は3年連続で最下位で、50%(10/20日)という結果に。日本では、最大の支給日数は20日、最低でも5日間の取得が義務付けられています。
全体的にヨーロッパ諸国は有休取得日数、有休取得率が高い傾向にあり、アジア諸国は有休取得日数が低い傾向にあります。世界から見ても、日本の企業はまだまだ休みが取りにくいようです。
「働き方改革」も虚しく、ほぼ変化のない有休取得率
日本の有給取得率はここ10年であまり変化は見られず、常に50%前後で推移しています。
世界各国と比較すると、2008~2013年、2016~2018年は最下位でした。唯一最下位ではなかった2014年、2015年も下から2番目にランクインしており、日本の取得状況はかなり悪いといえるでしょう。