デート中、母に呼び出されると帰ってしまう 韓国人の彼氏。これって文化の違い!?
両親からの過度な干渉
「よく韓国人男子は日本人と違って優しいとかいうじゃないですか。それは本当だと思います。デートの時にバッグを持ってくれたり、ドアを開けてくれたり、キザなことをしてくれるんです。
でもそんなことに感動していたのは最初のうちだけでした。韓国人は家族や歳上の人をすごく大事に敬いますけど、その反面、親からの干渉が半端じゃなくて……。一緒にいる時に電話が何度も来たり、親からの急な呼び出しで彼にデートをすっぽかされたこともありました」
親孝行といえば親孝行ですが……。「しかも親からの電話にはいつ何時でもしかも必ず出なくちゃいけない」(瞳さん)と、毎回デートを中断されてしまってはたまったものではないですね。
「自分が親だったら嬉しいかもしれませんが、彼女だったら最悪ですよ。心理的に一番キツかったのは、旅行中、一方的に帰られたことですね。しかも母親から『出かけるから家の留守番をしてほしい』っていうめっちゃどうでもいい理由で!」
彼氏の赤ちゃん言葉は可愛かった
さすがに瞳さんも「帰る」と言われて、機嫌が悪くなったそうですが、すると、彼氏は逆ギレし、「君は冷たい人なんだね。親には会わせられないな……」と言われたそうです。
「今後ずっと一緒にいることを考えたら、難しそうだなって考えちゃいました」という瞳さん。まさかここまで文化が違うとは想像していなかったでしょう。結局、それから3か月もしないうちに2人は別れてしまったそうです。
最後に彼氏との一番の思い出を聞きました。
「韓国語には“つ”の発音がないから、“チュ”になっちゃって『ひとチュ・ふたチュ』とか『スポーチュ(スポーツ)』ってな感じで、赤ちゃん言葉みたいになって可愛いくて萌えましたね(笑)」
最近また再燃している韓流ブーム。しかし、実際に交際しようとすると、こうした文化の違いに戸惑うこともあるようです。
― 特集・社内恋愛でヒヤッとした事件 Vol.6 ―
<取材・文/白戸ミフル イラスト/かとさん(@katokatosanchi)>