年末に「処分したくなる名刺」の特徴は?名刺奉納イベントで聞いてみた
突然ですが、みなさん名刺は持っているでしょうか。最近ではサラリーマンだけでなく、“意識高い系”の大学生まで持つ人も増えている名刺。
社会人になって数年が経過したbizSPA!世代だと、なかには営業や接待などで名刺交換したはいいものの、それっきりで「捨てられない」と持て余している人も多いのではないでしょうか?
12月5、6日、1年の出会いに感謝しながら不要な名刺を祈祷・奉納して処分する「Sansan名刺納め祭2018」が、商売繁盛の神様である恵比寿様や縁結びの神様である大黒様を祀る神田明神で開催されました。
このイベントは個人向け名刺アプリ「Eight」などクラウド名刺管理サービスを提供するSansan株式会社が主催。今回は前日に行われたメディア向けの回に参加。果たして、どんな人が名刺を奉納しにやってきたのでしょうか?
「部署異動を機に」名刺を奉納
今回初めて同イベントに参加したというIT企業に勤める男性は「以前の部署の関係で交換した名刺を中心に50~60枚持ってきました」そうです。
「名刺を処分することは新しい部署での出会いを大切にし、前の部署とけじめをつけることにもつながると思います。ただ、いただいたものをゴミ箱とかに捨てるのもなんなので……。今回はちょうどいいタイミングだなと思い参加しました。異動で私の名刺も変わったので、以前使っていた自分の名刺も持ってきています」
取引先の「関係ない人」にもらった名刺
また、不動産業界で法人営業の業務にあたる女性参加者は「担当物件の社員寮に住んでいるお客様から個人的に名刺をいただく機会も多いのですが、実際にお客様を担当し、仲介する窓口となる社員が別にいるので、私自身は居住者に再び直接お会いする機会や、いただいた名刺を見直す機会がほとんどない」と語り、そういった名刺を奉納しにやってきたそうです。
見ればなかなかの美人な方です。きっと男性は下心もあって渡してきたのかもしれません。ただ、本人は「お客様からいただいたものですし、シュレッダーなどで処分するのは抵抗感があるので……。業界的にもそうした名刺はどんどん溜まっていきがちですね」と複雑な心境のようです。