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東出昌大に憧れたけど…男性モデル業界の現実「25歳すぎると仕事がない」

ビジネス

モデルは25歳を過ぎると事務所に“干される”

 事務所から見捨てられるとは、よく聞く“干される”ということでしょうか。武島さんは「まさしくそれです」と、話します。

「24歳までは毎日のように事務所から仕事やオーディションの連絡が来ていましたが、25歳になってそれが週3日に減りました。

 27歳の今では週に1回、何かしらの連絡があればいいほうで、何もない週もザラです。シフトの融通が利くアルバイトをしていますが、皆勤賞で出勤できてしまっていて、職場でもなんだか気まずいんです」

 そうなってしまった武島さん。現在は、モデル活動ではなく、アルバイト中心の生活。清掃作業員と居酒屋の仕事で生計を立てているそうです。

華やかとは真逆の「清掃業務」で生計を立てる

清掃員

「メンズモデルのバイトで多いのはドアマンです。僕も1年前までやっていて、銀座や表参道のブランドショップで入口に立っているあれです。このアルバイトは所属事務所から派遣されることもあってか、モデル率がとても高いんです。それもあり、シフトに融通も効いて、しかも給料もまあまあ良くて、僕らには働きやすい環境です」

 とはいえ、「ドアマンは辞めてしまった」と言う武島さん。理由はいったい何だったのでしょうか。

「本業の仕事がないからですね~。モデルが多い職場なので、業界のウワサ話が飛び交うんです。『有名ブランドのショーに決まった』から『最近あいつフル出勤じゃね?』とか。仕事を全然していない僕は話に入っていけないし、劣等感しかなくて」

 一部の売れているモデルでも、定期的収入があるドアマンをしているらしく、職場内格差は凄まじいそうです。武島さんも「それに耐えられなくなり、去年からビルなどの清掃をするアルバイトにチェンジした」と語ります。

「時給は1100円で、週に6日、朝から1日6時間働いています。当然これだけでは生活ができないので、夜は居酒屋で料理を作ってます。月に25万円ほど稼げるようにしていますね。売れないとはいえ一応モデルなので、歯のホワイトニングや服代など、お金がかかります」

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